【子育て】わが子とマインドセット
僕にはちょうど1歳になる娘がいます。
最近、言葉をかけると繰り返してくれることがかなり増えました。
納豆が大好きで「納豆」と言葉をかけると「ナット♪ナット♪」と返してくれるのがもう超可愛くて、超嬉しい。
ただ、言葉が理解できてきたことで、怖いと思うこともあります。
それは、かける言葉が、子供の人生を左右すること。
キャロル・S・デゥエック氏のマインドセット「やればできる!」の研究を読んで、思うところがあったので、備忘録として残しておこうと思います。
デゥエック氏は、人間の信念という心理学を研究テーマとしていて、人間の信念は、何を望み、その望みが叶うのかに大きく影響していると言っています。
そして、この本の中で取り扱うマインドセットは、人生を左右する人間の信念のことで、硬直マインドセットとしなやかマインドセットに大別されます。
硬直マインドセットを持つ人は、能力を固定的なものだと思い込み才能や体の資質がすべてと考えるため、一度の失敗で立ち直れなかったり、新しいことに挑戦できなくなったりします。
しなやかマインドセットを持つ人は、能力が成長するものと考え、失敗から学び、挑戦することを恐れません。
本書では、この2つのマインドセットについて、スポーツ、ビジネス、つきあい、教育と、実例や研究を交えて紹介し、どんな行動がマインドセットを形作るのかを丁寧に記載してくれています。
さて、気になるのは教育の部分。
特にレッテルを貼ってしまうと硬直マインドセットに陥るというところ。
レッテルには、頭の悪い子、どんくさい子のような、自分の子供に言うわけないじゃん!と思う言葉があるが、逆に頭が良いね、要領が良いねというレッテルも危ないと言います。
テストで良い点を取ったときに、頭が良いねって褒めたら、次悪い点を取ったら、頭が悪いからダメなんだと思ってしまうから。
家ではレッテルと無縁でいられるようにかける言葉を丁寧に選ぶこと。
褒める時は、能力ではなく過程を褒めること。
あとは、自分がしなやかマインドセットでいられるように、学び続けること。
この3つを心にとどめておこうと思います。
娘が言葉を話せるようになったら、怖いと思うけれども、僕が知らない何かを見て、考えて、それを言葉に乗せて教えてくれることを楽しみにしたいですね。