トップアスリートも実践する「Aヨガ」から学ぶ、最高のパフォーマンスを生む体のつくり方
こんにちは。おせりです。
今回は、山本邦子さん著のトップ・アスリートだけが知っている「正しい」体のつくり方~パフォーマンスを向上させる呼吸・感覚・気づきの力~
の紹介です。
アスリートだけでなく、体に不調を抱える人や、日常に運動を取り入れて健康を保ちたい人に読んでもらいたい1冊です。
著者の山本邦子さんは、女子プロゴルファーの宮里藍選手やメジャーリーガーのイチロー選手のサポートを務めていたアスレチック・トレーナーの方です。ウエイトリフティングなどの筋力トレーニングが全盛期の時代に、効果があらわれないばかりか、怪我を抱える選手が出てきたことから、西洋のスポーツ医学に東洋のヨガの考えを加えたトレーニングを独自に作り上げたそうです。このトレーニングを元に考えられたのが著者が提案する「Aヨガ」です。
Aヨガについては以下のように説明しています。
AヨガのAは①Awarness(気づき)②waking(覚醒)③Anti-Aging(抗加齢)④Athretic(運動)の頭文字。つまりAヨガは①自分の体の状態に目を向けて、②自分の体がもつ潜在能力を引き出しパフォーマンスを向上させ、③心と体のバランスを整えて細胞を活性化し、④ケガや病気になりにくい体をつくりあげていくというものです。
山本邦子さんは、これらのトレーニングで最も大切にしているのは「感覚力を鍛えること」と「正しい呼吸をすること」と言います。
体の外に向いている意識を自分のうちに向けるマインドフルネスや、ヨガで感覚を養うことで得られる好調な状態にするための修正力、体の循環や意識を最適化する呼吸法が紹介されています。
そして、立つ、歩く、寝る、などの基本動作を見直すことでも心と身体を健全に保ち、怪我や疾病の予防につながると言います。
それぞれの章末には、Aヨガポーズが集積されています。
ヨガというと、難しいポーズが紹介され、体が柔らかくないと無理!と思うのですが、すぐにできる簡単なポーズばかりです。
本書を読むときついトレーニングや難しいポーズが必要なのではなく、体の仕組みを知り、体を最適にするための基本的な動作を学び実践することが大切であることが分かります。
記事を読んで興味を持った方や、Aヨガを実践してみたい人はぜひ本書を手にとってみてください。
では~
トップ・アスリートだけが知っている「正しい」体のつくり方 (扶桑社新書)
- 作者:山本 邦子
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2015/11/01
- メディア: 新書